食事の時に食べたものを細かく噛み砕き消化しやすくする役割を持つ歯。食べ物を噛み砕く以外にも、発音を助けたり、表情を作ったり、体の姿勢やバランスを整える、脳に刺激を与えるなど、人間に必要不可欠な役割をたくさん担っています。生後半年を過ぎたころに、赤ちゃんの歯茎にはかわいらしい乳歯が頭を出し、3歳ごろまでにすべての乳歯が生えそろいます。歯が生えるのは、あたりまえのことのように感じますが、歯はどうして生えてくるのでしょうか。
そこで今回は、歯が生える仕組みや役割についてご紹介いたします。

歯って何?

そもそも歯とはどのようなものでしょうか。
歯はもともと顎の骨に中にできた歯の種が育ったものです。この歯の種が、まず最初に歯の頭の部分を作り、最後に歯の根の部分を作り上げます。
歯が歯茎から顔を出したばかりのころは、まだ歯の根は短く成長の途中です。しかしここから歯の根は急激に成長し、この根が伸びるエネルギーによって、歯が外に向かって押し出されるというわけです。

歯が生えるってこういうこと

歯が生える様子は、植物の種が芽を出す様子に似ています。発芽すると土の上に少しだけ芽があらわれますが、土の中では急激に根が伸び始めています。
この根がぐんぐんと伸びる勢いによって、植物の芽も地上に押し出されるというわけです。

歯が歯茎から押し出される時に、血が出ないことを不思議に思ったことはないでしょうか。歯磨きをしている時などに、歯茎から出血することもあるのに、どうして歯が生える時には出血しないのでしょうか。
それは歯が生える時だけは、歯の通り道を作るために、血管の通っていない歯茎の部分と、歯を覆っている皮が一体化するのです。このように歯の通り道が作られ、そこから出ることで、出血することなく歯があらわれるというわけです。

乳歯の仕組み

それでは次に乳歯についてみてみましょう。
乳歯は通常、全部で20本あります。
乳歯が生えそろうことで、食べ物を噛むことができるようになり、顔の形も整っていきます。子供にとっては、自分で食べることを覚えるという役割も持っているのです。
個人によって違いはありますが、一般的には、生後8か月ごろから下の前歯、上の前歯の順に生え、その後は時間をかけて前から奥へ向かって生えそろいます。

乳歯と虫歯

乳歯は虫歯の進行が早く、気を付ける必要があり、もしも乳歯が虫歯になってしまうと、次に生えてくる永久歯にまで悪影響を及ぼします。そのため、しっかりとした歯磨き習慣と定期的な歯科医院での健診が大切になってきます。

乳歯から永久歯へ

それでは乳歯から永久歯への生え変わりのしくみをご紹介いたします。生え変わりにも個人差がありますが、一般的には6歳ごろから6年ほどかけて、乳歯から永久歯へと生え変わります。顎の中では乳歯の下の位置で永久歯が時間をかけて成長しています。永久歯の根が作られ始めると、乳歯の根はだんだんと溶かされていきます。乳歯の根が溶けてなくなると、乳歯は抜け落ち、永久歯に生え変わるというしくみになっています。

永久歯は親知らずを入れて全部で32本あります。そして歯の形状によって3種類に分けられます。ひとつめが食べ物を噛み切るための切歯、二つ目は食べ物を切り裂く役割をする犬歯、最後に食べ物をすりつぶすための臼歯です。
これらの中でも奥歯は一番大きく、噛む力も一番強く、噛み合わせの基本となる一番重要な歯です。しかし一番奥にあり歯磨きが難しく、噛み合わせの溝が複雑で食べかすや汚れがたまりやすいということから、一番虫歯になりやすい歯でもあります。そのため、積極的な虫歯予防が必要になります。

このように歯の生えるしくみは、とてもよくできていることがわかります。幼児のころから、しっかりと歯磨きをして、大切な歯の1本1本を大切にしていきましょう。

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